ラパンについてみなさんに知っていただけるように、ラパン開所までの経緯、各務原を愛するおっさんの夢について、少し詳しくご紹介します。
各務原の子育て生活情報誌、にらめっこ2021年11&12月号に取材を受けた、取締役の記事です。
『私は子どもの頃から野球やハンドボールなど、常に身近にスポーツがありました。仕事では、障がいのある方の住宅環境を良くするリフォームもたびたび手がけてきました。そして今年のパラリンピックで、スポーツに打ち込む選手の姿に感動し、ここ各務原市で障がいのある方たち専門のスポーツジムをやりたいと強く思うようになったのです。
そのことを介護会社の経営者で重症児デイサービスも運営する友人に相談すると、「これからは障がい児の受け皿を作ることが大切。もしできるのであればジムと併用して重症児デイサービスをやってみては」と提案を受けました。
数日後、デイサービスを訪問しました。そこには、車いすにのっている子、寝たままの子、医療的ケアが必要な子…。さまざまな障がいのある子どもたちの姿がありました。「やるならば、ひとりひとりしっかりと向き合わなければ。この事業はジムと併設などという半端な形ではできない。」とそれまでの考えが一変しました。
出会った子どもたちは初対面の私に一生懸命コミュニケーションをとろうとしてくれましたし、スタッフの方はみな明るく、笑いの絶えない雰囲気の良い事業所で、このような事業所が本当に地域に必要だと肌で感じたのです。
しかし一方で、これは自分がやるべき事業なんだろうか?もっと専門的な知識がある人が向いているのでは、という思いも頭をよぎりました。
ところが、重症児デイサービスについて調べるうちに、岐阜県第3の都市と言われている各務原市なのに、市内には一つも重症児デイサービスがない、という事実が判明したのです。これは衝撃でした。そのことが自分を発奮させ、「だったら自分が作ろうじゃないか!」と決意したのです。
そういう気持ちで動き始めると、不思議と自然に協力してくれる仲間たちが集まってきました。中には障がいがある子を持つものの重症児デイサービスが近くに無くて苦労している、という人もいました。看護師や児童指導員の資格を持つ人も賛同、協力してくれることになりました。
「各務原市で唯一無二の重症児デイサービスを創ろう!」共通の思いを胸に、令和4年4月オープンに向けて計画が動き始めました。(次号に続く)』
ブログも続きます!
(※「障害」→「障がい」という表記に統一しました。)
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