ラパンについてみなさんに知っていただけるように、ラパン開所までの経緯、各務原を愛するおっさんの夢についてご紹介しています。
今回は前回に続き、”その2”、にらめっこ2022年1&2月号に取材を受けた、取締役の記事です。
『「各務原市に唯一無二の重症児デイサービスを創ろう!」。
熱い想いで出発した重症児デイサービス「ラパン」。4月オープンに向けて、着々と計画が進んでいます。
設計するにあたり、たくさんの施設を見学訪問しました。すると、今まで違うことに利用していた建物を無理に施設に変更した所が意外と多くあることがわかりました。予算やいろんな事情があるのでしょうが、障がいのある人にとってこの建物はどうなんだろうかと、疑問に感じる事も多々ありました。そんなことを経験し、自分はどうせ一からつくるのだから、利用してくれる人のことをとことん考えた施設、スタッフが余計なストレスを抱えることなく、しっかりと利用者さんに向き合える施設、そんな施設づくりをするんだという思いが一層強くなりました。
設計は実績のある地元の設計士、田中美代子さんにお願いしました。利用者さんのロッカーの位置、車いすの利用や掃除のしやすさを考えた床材、スタッフが全体に目が届くような間取り、送迎時に車の事故や混雑を避けるための建物の配置などなど、たくさん提案していただきました。熱意はあっても福祉に関しては素人の自分では気づかなかった点も多く、経験のあるスタッフの意見も参考にしました。心強い仲間とともに打ち合わせを何度も重ね、近隣地域ではどこにも負けない施設設計ができたと確信をしています。
スタッフは、看護師をはじめ、保育士、児童指導員、理学療法士、言語聴覚士が集まってきてくれました。仲間とともに利用者さんと向き合い、一緒に過ごす大切な場所、施設の完成がみんな楽しみで仕方がありません。
一方、障がいのあるお子さんの親さんからは「各務原市内には重度障がい児を受け入れてくれる施設が無く、遠くまで通っています。市内にできるのが嬉しい」「他の地域の施設をうらやましく思いながら家で子どもの面倒を見てきました。完成したら利用したい」などの言葉をすでにいただいています。責任を感じ、身の引き締まる思いです。
ハード(建物)も重要ですが、ソフト(提供するサービス)が最も大切です。スタッフ全員が来年の2月(※)から岐阜市の重要時デイサービスへ研修に行き、経験を積んできます、4月のオープンを万全の体制で迎えられるよう、全員が頑張っています。』
続きます。
(※)2022年2月にあたります。
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